医師の学会参加は必要か

病院に行ったのに医師が学会参加のために休診だったというような経験を持つ方は少なくないはずです。特に開業医の場合は、比較的、患者の少ない午後の時間帯や土曜日を休診にするなどをして参加しているケースもあるため、そうしたことが起こりやすくなります。患者の視点から考えると、仕事を休んでまで参加しなければいけないことなのだろうか、と疑問や不満を抱くかもしれません。しかし、医学は日進月歩の世界ですから、今、医師として働いている方が学生の時に習ってきたことが、今では間違いであったり、他にもっとよい選択肢が見つかっている可能性は高く、それを知らずに診療を続けることは患者にとっては不利益となることもあります。学会はそうしたことがないように、最新の薬や術式、医療機器、治療概念など医学に関する様々な情報を知るための場であるといえ、診療レベルの向上を考えるのであれば参加すべきだといえるのです。患者側もそうした事情を少し理解しておけば、多少は休診に対しての不満が減るのではないでしょうか。

学会が定める認定について

学会が認定するものとして学会認定専門医があります。これは医療の高度化や専門化に伴って設けられており、そこでの診療や分野において高度な知識、技量、また経験を持つ医師の事を指します。概要としては登録医、認定医、専門医、指導医となっており、現在では各々の分野で約24,000人程度の人がその認定を受けています。その内容としては、まず、登録医は、まだ、認定を受けていない場合を指し、認定制度が設けていない分野ではすべてがこれに当てはまります。認定医は高度な知識や技量、経験を持つことが認められた場合に認定され、分野ごとに認定になる条件が定められています。条件としては研修指定病院での勤務期間や講演会への出席回数が指定されており、試験によって認定が行われます。専門医においては認定医よりさらに高度な能力を持つことが条件となっており、各々の専門医資格認定団体の試験を合格し、認定がされることになります。そして、指導医に関しては認定医や専門医を指導する立場にある医師となっています。

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