高齢化社会と医師不足

現代は高齢化社会になっています。高度な医療技術を持つ日本でありますが、今後は高齢者の割合に対して医師の数が不足してしまう状態になってしまいます。しかし医療従事者は労働環境が酷い、給料は高いが一人前になるまでに時間がかかるといったことが人員確保に制限をかけてしまっています。しかし高齢化社会に向けて増員として容易になれる制度に変更した場合でも、教育が行き届かずに確かな腕を持つものが多くなるということにはつながらないと考えられます。この不足の状況は深刻な問題になります。グローバルが基本となっている現在、海外から医師を高待遇で日本に招くことが問題解消の一つの方法であります。日本に就職することを奨励すると同時に日本に来ることを志望している研修医あるいは医学科の学生には日本語取得を義務化し、支援する制度を設けることもまた重要な働きであります。問題解消のために海外に求人を出すことは今後進めなければならないことの一つであります。

人員は本当に不足しているのか

近年、医師不足による公営病院の閉鎖や救急患者のたらいまわしなどが各地で発生しており問題となっています。しかし、その一方で医学部の定数は増えており、毎年、新たに医療の現場に入ってくる絶対数も昔よりも増えているといえます。それなのに、なぜ医師不足が起こってしまうのでしょう。その背景には様々な理由がありますが、まず一番の理由として考えられるのが研修医が自由に研修先を選べるようになったという点です。これによって、仕事がきつい大学の医局やその附属病院を選択する人が減ってしまったと考えられます。またもう一つは、診療科によってはリスクが伴う点です。例えば、産科医は出産のタイミングで呼び出されたりと不規則になりやすい大変な仕事ですが、万一、その時になにかがあると患者に訴えられるというリスクまであります。このようなリスクを出来るだけ避けようと考える人が増えていったことから、診療科によって人手が足りないという現状があるのです。つまり、不足とは本当に絶対数が足りていないのではなく、上記のような理由から引き起こされているといえるのです。

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